スレート屋根は本当に丈夫?メリット・デメリットとメンテナンス方法を詳しく解説

 

家を建てる際やリフォームを考える際に、屋根材の選択はとても重要です。

屋根材にはさまざまな種類がありますが、その中でも「スレート屋根」は、

多くの住宅で採用されている人気の屋根材のひとつです。

今回は、スレート屋根の特徴や耐久年数、メンテナンス方法について詳しく解説します!

 

■スレート屋根とは?

スレート屋根とは、セメントを主成分とし、繊維素材を混ぜて形成された薄い板状の屋根材です。

天然の「粘板岩(スレート)」を使ったものもありますが、日本の住宅で一般的に使用されているのは、

人工的に作られた「化粧スレート(カラーベスト・コロニアル)」と呼ばれるものです。

このスレート屋根は、軽量で施工しやすく、デザイン性にも優れているため、

多くの住宅で採用されています。

 

■スレート屋根の特徴

 

軽量で建物への負担が少ない

スレート屋根は、瓦屋根に比べて非常に軽量です。

例えば、日本瓦の重さが1㎡あたり約50kgなのに対し、スレート屋根は約20kgと半分以下の重量です。

これにより、建物の耐震性が向上し、地震時の被害を抑えることができます。

デザイン性が高い

スレート屋根はカラーバリエーションが豊富で、モダンなデザインにも対応できます。

また、表面がフラットなため、スッキリとした印象を与え、スタイリッシュな住宅にもマッチします。

コストパフォーマンスが良い

他の屋根材と比べて価格が比較的安価であり、コストを抑えて施工できるのもスレート屋根の魅力です。

特に、瓦屋根と比べると施工費用を大幅に抑えることができます。

耐久性があるが、定期的なメンテナンスが必要

スレート屋根は、防水性を塗装によって確保しているため、

経年劣化とともに塗膜が剥がれると防水性が低下します。

適切なメンテナンスを行うことで、耐久年数を延ばすことが可能です。

 

■スレート屋根の耐久年数

一般的に、スレート屋根の耐久年数は2530年程度とされています。

ただし、定期的なメンテナンスを怠ると、劣化が早まり寿命が短くなってしまいます。

耐久年数の目安とメンテナンス内容

10年:塗装メンテナンス(防水性を維持)

20年:再塗装または部分補修

30年:屋根の張り替えを検討

 

特に、築10年を過ぎると屋根の塗膜が劣化し、防水性能が低下するため、塗装の塗り直しが必要になります。

これを怠ると、雨漏りの原因になったり、

屋根材自体がボロボロになったりする可能性があるので注意が必要です。

 

■スレート屋根のメンテナンス方法

スレート屋根の耐久性を維持するためには、適切なメンテナンスが欠かせません。

以下の方法を定期的に行うことで、長持ちさせることができます。

屋根の定期点検

10年を過ぎたら、屋根の点検を定期的に行うのがおすすめです。

自分でチェックするのが難しい場合は、専門業者に依頼すると安心です。

点検時にチェックするポイント

・屋根板金の浮きや捲れ、釘の抜けや浮き

・屋根材のひび割れや剥がれがないか コケやカビが発生していないか

・雨漏りの兆候(天井のシミなど)がないか

 

屋根の再塗装(1015年ごと)

スレート屋根は塗装によって防水性を保っています。

そのため、1015年ごとに塗り直しを行うことで、雨水の浸入を防ぐことができます。

但し塗装をするのは2回目までです。

2回以上塗装すると、スレートの重なり部分が塗膜で埋まってしまう為、

屋根内部湿気が滞留し換気できなくなり、最悪野地板を腐らせてしまう原因になります。

塗装の流れ

高圧洗浄(屋根の汚れやカビを除去)

下地処理(ひび割れ補修など)

下塗り(密着性を高める)

中塗り・上塗り(防水・耐久性を向上)

 

部分補修・差し替え(20年目以降)

スレート屋根の一部が破損している場合は、部分的な補修や差し替えが可能です。

しかし、大きな損傷がある場合は、屋根全体のリフォームを検討する必要があります。

 

葺き替え・カバー工法(30年目以降)

スレート屋根が寿命を迎えた場合、屋根の葺き替えや「カバー工法」と呼ばれるリフォームを行うことができます。

葺き替え:古い屋根材を撤去し、新しい屋根材に変更

カバー工法:古いスレート屋根の上に金属屋根を重ねる

カバー工法は、撤去費用を抑えられるため、コストを抑えながらリフォームしたい場合におすすめです。

 

まとめ

スレート屋根は、軽量でコストパフォーマンスが良く、デザイン性にも優れているため、

多くの住宅に採用されています。しかし、防水性能を塗装に依存しているため、

定期的な塗り替えが必要です。

■スレート屋根を長持ちさせるポイント

10年ごとに屋根の点検をする

塗装メンテナンスを怠らない

部分補修や葺き替えのタイミングを見極める

上記のポイントに沿って適切なメンテナンスを行い、大切な家をスレート屋根で長く快適に守りましょう!

 

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